DMM WEBCAMPの基本概要
DMM WEBCAMP(ディーエムエムウェブキャンプ)は、DMMグループが運営するプログラミングスクールです。2018年にサービスを開始し、「学びと仕事を通して人生を最高の物語へ」をビジョンに掲げ、未経験からITエンジニアへの転職を支援しています。
転職成功率98%という高い実績を誇り、これまでに3,000名以上の転職成功を実現してきました。特に受講者の97%がプログラミング未経験者という特徴があり、完全初心者向けのサポート体制が充実しています。
DMM WEBCAMPの主要コース
エンジニア転職コース
DMM WEBCAMPのメインサービスで、未経験からITエンジニア転職を目指すコースです。3つのスタイルから選択できます。
1. 短期集中コース
対象者:フルタイムで学習に専念できる人
期間:3ヶ月(12週間)
学習時間:約400〜500時間
料金:690,800円(税込)
特徴:転職保証制度対象(29歳以下)
2. 専門技術コース【最もおすすめ】
対象者:AIやクラウドの専門技術も学びたい人
期間:4ヶ月(16週間)
学習時間:約500〜600時間
料金:910,800円(税込)
給付金適用後:実質350,800円(最大56万円のキャッシュバック)
特徴:経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座認定、厚生労働省の専門実践教育訓練給付金対象
3. 就業両立コース
対象者:働きながら転職を目指す人
期間:6ヶ月(24週間)
学習時間:約420時間
料金:889,350円(税込)
給付金適用後:給付金対象で大幅割引可能
特徴:働きながらでも転職保証制度が利用可能
学習コース(スキルアップ向け)
転職ではなく、スキルアップや副業を目的とした学習コースも提供しています。
主な学習コース
- はじめてのプログラミングコース:プログラミング入門
- Webアプリケーションコース:Ruby/Railsを使ったWeb開発
- PHP/Laravelコース:PHP言語とLaravelフレームワーク(Webアプリ開発の土台)
- Javaコース:企業システム開発で使用される言語
- Pythonコース:データ分析やAIに使用される言語
- Webデザインコース:デザインツールとコーディング
- 動画編集コース:動画制作スキル
DMM WEBCAMPの学習内容と特徴
エンジニア転職コースの学習フロー
1. 基礎学習(1ヶ月目)
- HTML/CSS:Webページの構造とデザインを作る言語
- JavaScript:Webページに動きをつける言語
- Ruby:Webアプリケーション開発に使用される言語
- Ruby on Rails:Rubyのフレームワーク(アプリ開発を効率化する枠組み)
2. チーム開発(2ヶ月目)
受講生同士でチームを組み、ECサイトの開発を行います。実際の開発現場に近い環境でプロジェクトを進めることで、チームワークやコミュニケーション能力を養います。
3. ポートフォリオ制作(3ヶ月目)
1人でゼロからサービスの企画や設計、開発、リリースを行い、Web開発のすべての工程を経験します。制作したポートフォリオ(作品集)は転職活動で重要な武器となります。
4. 専門技術学習(4ヶ月目)※専門技術コースのみ
AI教養コースまたはクラウド教養コースのいずれかを選択し、より専門性の高いスキルを習得します。
独自の学習システム
ICEモデルに基づくカリキュラム
カナダで開発されたICEモデルに基づき、「目標設定」「学習」「振り返り」の3つのプロセスを約1週間で繰り返します。このサイクルにより効率的な学習を実現しています。
3,000回以上の改善
毎月の受講生アンケートで分かりにくい点を改善し、企業への聞き取りから近年のトレンドや必要な技術を取り入れ、累計3,000回以上の改善を行っています。
DMM WEBCAMPのサポート体制
学習サポート
現役エンジニア講師:通過率わずか10%の厳しい選考を通過した現役エンジニアが指導
質問対応:チャットでいつでも質問可能、週2回のメンタリング
学習時間:24時間いつでもオンライン教材にアクセス可能
転職サポート
満足度94%を誇るキャリアアドバイザーが、入塾当初から卒業まで一貫してサポート
転職サポート内容:
- 自己分析とキャリアプランニング
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策・模擬面接
- 企業紹介とマッチング
- 600社以上の紹介企業から希望に合った求人を紹介
転職実績と離職率
転職成功率:98%
離職率:6ヶ月離職率2.3%(転職後の定着率が非常に高い)
企業からの評価:未経験を採用しているIT企業の採用担当者の88%がDMM WEBCAMP卒業生を採用したいと回答
給付金制度による大幅な料金軽減
専門実践教育訓練給付金
専門技術コースと就業両立コースは、最大80%(最大64万円)のキャッシュバックが受けられます。
給付金対象条件:
- 雇用保険の被保険者期間が3年以上(初回は2年以上)
- 在職中または離職後1年以内
- その他詳細条件あり
リスキリング補助金
経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」により受講料の最大70%を還元してもらえる制度もあります。
DMM WEBCAMPのメリット
1. 高い転職成功率と定着率
転職成功率98%、6ヶ月離職率2.3%という実績により、転職成功と転職後の安定就業を両立しています。
2. 給付金で大幅な費用削減が可能
専門技術コースなら実質35万円程度で受講でき、他のプログラミングスクールと比較してもコストパフォーマンスが優秀です。
3. 実践的なカリキュラム
チーム開発:実際の開発現場に近い環境での学習
ポートフォリオ制作:転職活動で活用できる成果物
ビジネススキル研修:伝達力、読解力、問題解決力、ビジネスマナーなど現場で必要なスキル
4. 手厚いサポート体制
3つの専門サポート:学習メンター、ライフコーチ、キャリアアドバイザーによる包括的支援
質問し放題:技術的な疑問をすぐに解決できる環境
5. 30代以上でも転職サポート対象
30代以上の方や地方での就職を希望される方にも転職成功ノウハウを提供しており、年齢制限が厳しい他のスクールと差別化されています。
DMM WEBCAMPのデメリット・注意点
1. 学習時間の確保が必要
短期集中コース:1日5時間前後の学習時間が必要
専門技術コース:4ヶ月間のフルタイム学習
仕事をしながらの受講は就業両立コース以外では困難
2. 給付金の条件が複雑
給付金を受けるには複数の条件を満たす必要があり、事前の確認が重要です。
3. 主な学習言語がRubyに限定
エンジニア転職コースはRubyに限定されており、他の言語(Java、PHP、Python等)を学びたい場合は学習コースを選択する必要があります。
4. 転職保証の年齢制限
転職保証制度は29歳以下で短期集中コースのみが対象となっています。
受講に向いている人・向いていない人
こんな人におすすめ
- 未経験からエンジニア転職を本気で目指す人
- 転職成功率の高いスクールを選びたい人
- 給付金を活用してコストを抑えたい人
- 実践的なチーム開発を経験したい人
- 30代以上でも転職サポートを受けたい人
- 転職後の定着まで考慮したサポートを受けたい人
こんな人には向かないかも
- 学習時間を十分に確保できない人
- Ruby以外の言語でエンジニア転職を目指す人
- 独学で十分と考える人
- 30歳以上で転職保証を重視する人
- 給付金の受給条件を満たさず、高額な受講料が負担な人
他のプログラミングスクールとの比較
DMM WEBCAMPの独自性
- 実践重視のチーム開発:他のスクールでは体験できない本格的なチーム開発経験
- 高い定着率:転職後の離職率2.3%という業界トップクラスの実績
- 給付金対応の充実:複数の給付金制度に対応し、実質的な受講料を大幅に軽減
- 年齢制限の緩さ:30代以上でも転職サポートを提供
主要な競合スクールとの比較
- テックキャンプ:転職特化だが教室が閉鎖、料金が高額
- 侍エンジニア塾:マンツーマン指導だがチーム開発なし
- RUNTEQ:自社開発企業への転職に強いが学習期間が長い
受講の流れ
1. 無料カウンセリング・相談
エンジニア転職希望:無料カウンセリング
スキルアップ希望:無料相談
コース選択やキャリア相談、給付金についての説明を受けられます。
2. コース選択と申し込み
自分のライフスタイルと目標に合ったコースを選択し、受講申し込みを行います。
3. 事前学習(受講開始1ヶ月前から)
受講開始の最大1ヶ月前から学習を始めることが可能。PCの基本操作やITツールの使い方から学習できます。
4. 本格的な学習開始
選択したコースに応じて、基礎学習からポートフォリオ制作まで段階的に進めます。
5. 転職活動サポート
学習と並行して、キャリアアドバイザーによる転職活動支援を受けます。
料金とコストパフォーマンス
実質的な受講費用(給付金適用後)
専門技術コース:910,800円 → 実質350,800円(56万円キャッシュバック)
就業両立コース:889,350円 → 給付金適用で大幅割引
投資対効果の考え方
- エンジニア転職による年収アップ(平均200〜300万円程度)
- 転職成功率98%という高い実績
- 給付金適用により実質的な負担は30万円台
- 転職後の高い定着率(2.3%の離職率)
まとめ
DMM WEBCAMPは、転職成功率98%、離職率2.3%という業界トップクラスの実績を持つプログラミングスクールです。特に専門技術コースは給付金を活用することで大幅に受講料を削減でき、コストパフォーマンスに優れています。
未経験からのエンジニア転職に特化したサポート体制、実践的なチーム開発経験、転職後の高い定着率など、他のスクールにはない強みを持っています。
ただし、相応の学習時間確保が必要で、主な学習言語がRubyに限定される点は注意が必要です。本気でエンジニア転職を目指し、しっかりと学習時間を確保できる方には、非常におすすめできるプログラミングスクールです。
まずは無料カウンセリングを受けて、自分の状況や目標に合っているかを確認することをお勧めします。給付金の受給条件についても詳しく説明してもらえるため、受講前に必ず相談しましょう。